2017年12月15日
人文
弦書房
¥ 900(税抜)
ちょうどペリーが浦賀に初めて来航した年の出来事。
阿蘇の南小国町にある臼内切(うすねぎり)という地に12家族60人が住んでおりました。彼ら実は幕府の弾圧を逃れながら生きていた隠れキリシタンだったのですが、ある時どういうわけかそれが発覚してしまい、一夜にして60人全員が打ち首の刑に処せられたといいます…。口承でのみ伝わるこの話(一切の歴史的資料が残っていない)を偶然耳にした本書の著者・河津武俊さんは調査に乗り出します。すると驚きの事実が…。
親本が出版されたのは1993年、このたび新装改訂版として、文庫本サイズになって再刊されました。